都立富士附属 2023年度
以下は公式PDFへのリンクです。解説・知識分類は未作成の範囲があります。○△×は一括記録表で入力します。
適性検査・適性検査Ⅰ
答案の後半に文法的につながる本文を抜く
解き方を開く|条件付き抜き出し・答案の後半に文法的につながる本文を抜く
出典 公式問題PDF p.7、公式解答例PDF。問題を見る・解答例を見る
知識ポイント 条件付き抜き出し › 答案の後半に文法的につながる本文を抜く
初見の方針 空欄の後に「ことを思わせる」がある。続けて読んで自然な形になる20〜30字を探す。
線を引く/データを見る場所 文章1の「何世代にもわたって」の一文に線。
段階ヒント(先に自分で考える)
- 隙間や傷が何を思わせるのか。
- 人々が長い時間をかけて受け継いだこと。
- 字数と「ことを思わせる」のつながりを点検。
解答への手順
- 設問文の後半を先に読む。
- 文章1の古い家具と時間の説明へ戻る。
- 指定字数で連続する本文を抜く。
模範解答・答案例 何世代にもわたって伝えながらつくり出されてきた
確認 公式解答例p.1の問題1と一致。
よくあるミス 前後を自分の言葉に言い換えない。抜き出しは原文の連続部分。
次も使う型 抜き出しは「前後の文法→本文の場所→字数」の順。
本文中の定義を使い真実と事実を区別する
解き方を開く|概念の対比・本文中の定義を使い真実と事実を区別する
出典 公式問題PDF p.7、公式解答例PDF。問題を見る・解答例を見る
知識ポイント 概念の対比 › 本文中の定義を使い真実と事実を区別する
初見の方針 指定語二つを別々に定義し、読む行動へつなぐ。
線を引く/データを見る場所 文章2の「真実とは」「しかし、事実は」と「行間」の説明に線。
段階ヒント(先に自分で考える)
- 真実には書き手の主観が入る。
- 事実は実際に起きたこと。
- 読んだだけで受け入れず、書かれていない事実を考える。
解答への手順
- 本文の対比を表にする:真実=人の見方、事実=起きたこと。
- 設問の「何をどうする」に合わせる。
- 指定語を両方入れ、一文で答える。
模範解答・答案例 書き手の主観の入っている真実を読んで、書かれていない事実を考えること。
確認 公式解答例p.1の問題2と要素を照合。
よくあるミス 一般論として「よく読む」と書くだけでは二語の関係がない。
次も使う型 対比語の説明は「Aは何か/Bは何か/どう扱うか」を一文にする。
400〜440字作文:本文→具体例→行動→学び
作文の型を開く|学校生活でどう学ぶか
問題 公式問題PDF・解答例PDF。学校の解答例では作文本文は省略されています。以下は学習用の構成練習であり公式模範答案ではありません。
本文から取る考え 二文章の共通する「過去を受け継ぎ、今の自分の見方で考える」方向を根拠箇所で確認
作文の問い 学校生活でどう学ぶか
- 冒頭:本文のどの考えを受けて、何を主張するか。
- 具体例:いつ・どこで・誰と・何に困ったか。一場面に絞る。
- 行動:その時に何をし、結果はどうだったか。まだしていないことは予定として書く。
- 結び:学んだことと、次にどう行動するかを問いに戻して書く。
この年度の具体化 先人の考えに触れ、自分でも試し、結果を振り返る
避ける書き方 共通点を挙げずに自分の抱負だけを書く
確認 400〜440字・本文への言及・年度固有の条件・段落・字下げを原問題と照合する。段落を変えた行の余りマスも数える。経験を作り話にしない。
適性検査・適性検査Ⅱ
産業別人数と最多年齢層を別々に追う
解き方を開く|複合グラフの時系列・産業別人数と最多年齢層を別々に追う
出典 公式問題PDF p.8、公式解答例PDF。問題を見る・解答例を見る
知識ポイント 複合グラフの時系列 › 産業別人数と最多年齢層を別々に追う
初見の方針 第2次か第3次の一方を選ぶ。1960→1990→2020の順に「総数」と「山の位置」を二行で読む。
線を引く/データを見る場所 図1の三年の同じ産業の面積・高さ、年齢階級別で最も多い部分。単位は万人。
段階ヒント(先に自分で考える)
- 産業は一つだけ選ぶ。
- 人数は増加→減少などの方向を見る。
- 最多年齢層は三年でどう移ったか。
解答への手順
- 第2次産業の三年を同じ色で追う。
- 就業者数は1960→1990で増え、1990→2020で減る。
- 最多の年齢層は15〜24歳→35〜44歳→45〜54歳へ変わる。
模範解答・答案例 第2次産業の就業者数は、1960年から1990年に増加し、その後2020年に減少した。最も多い年齢層は15〜24歳、35〜44歳、45〜54歳へと移った。
確認 公式解答例の第2次産業を選んだ例と照合。
よくあるミス 産業全体の合計人数と、選んだ産業の人数を混同しない。
次も使う型 複合グラフは一つの系列を固定し、「量の推移」と「山の位置」を分ける。
生産者と利用者の利点を同じ事例から分けて書く
解き方を開く|立場別の利点・生産者と利用者の利点を同じ事例から分けて書く
出典 公式問題PDF p.10、公式解答例PDF。問題を見る・解答例を見る
知識ポイント 立場別の利点 › 生産者と利用者の利点を同じ事例から分けて書く
初見の方針 図2と図3から一つずつ取り組みを選ぶ。農家の利益と農家以外の利益は別の列に。
線を引く/データを見る場所 図2①カフェ、図3⑤新しい観光ルート、設問の「農家の人たち/農家以外」に線。
段階ヒント(先に自分で考える)
- 農家には客や売上の変化。
- 消費者・旅行者には新しい体験やサービス。
- 両事例に共通する内容だけ残す。
解答への手順
- 図2①と図3⑤を選ぶ。
- 農家側:来客が増え売上が増す。
- 消費者側:カフェや工場見学など新サービスを利用できる。
模範解答・答案例 農家側は来客が増え売上が増す点、農家以外の人はカフェや加工工場見学など新たなサービスを受けられる点が共通の利点である。
確認 公式解答例の①・⑤を選ぶ例と照合。
よくあるミス 「みんなに良い」と一文で済ませず、利益を得る主体ごとに分ける。
次も使う型 政策・産業の資料は「誰が→何を得るか」の二列表にする。
葉の大きさによる見かけの差を除いて水滴の付き方を比べる
解き方を開く|面積でそろえる比較・葉の大きさによる見かけの差を除いて水滴の付き方を比べる
出典 公式問題PDF p.12、公式解答例PDF。問題を見る・解答例を見る
知識ポイント 面積でそろえる比較 › 葉の大きさによる見かけの差を除いて水滴の付き方を比べる
初見の方針 表2の10枚分の水量だけで順位を決めず、表1の葉の面積で割った値と水滴の写真を重ねて見る。
線を引く/データを見る場所 表1の葉の面積(ア111、ウ36)と水滴の接触幅、表2の残った水の量(ア11.6、ウ0.6)を囲む。
段階ヒント(先に自分で考える)
- 大きな葉ほど合計の水量が多くなりやすい。
- 面積で割るとア・イ・エは約0.1、ウ・オは約0.02。
- 写真で水滴が葉に接している幅はどう違う?
解答への手順
- アと対比する一枚には、面積当たりの残水量が少ないウを選ぶ。
- アは面積当たりの水が多く、水滴が葉に広く接する。
- ウは面積当たりの水が少なく、接する部分も小さいので転がりやすいと判断する。
模範解答・答案例 (1)ウ。(2)葉の面積で割った残水量を比べ、さらに水滴が葉に接する部分の大きさを写真で比べる。残水量が少なく接する部分が小さい葉ほど、水滴が転がりやすいと判断した。
確認 問題p.11–12の面積・水量を計算し、公式解答例の(1)ウ・(2)の二観点と照合。
よくあるミス 10枚の水量だけで比べない。面積の異なる葉では公平な比較にならない。
次も使う型 大きさが異なる資料は「総量÷面積・人数・時間」など単位当たりに直してから比較する。
布のすき間を二方向から読み、失われた水を吸収分と蒸発分に分ける
解き方を開く|吸収と蒸発の収支・布のすき間を二方向から読み、失われた水を吸収分と蒸発分に分ける
出典 公式問題PDF p.14、公式解答例PDF。問題を見る・解答例を見る
知識ポイント 吸収と蒸発の収支 › 布のすき間を二方向から読み、失われた水を吸収分と蒸発分に分ける
初見の方針 (1)は図3の表面と図4の厚み方向を別々に読む。(2)は箱+シャツから減った水を「外側Tシャツに残った量+蒸発量」に分解する。
線を引く/データを見る場所 図3のインク部分と図4の圧縮時の厚み、表4のカ・キ・クの開始時と60分後の二種類の重さを囲む。
段階ヒント(先に自分で考える)
- インクが少ないのは繊維以外のすき間が多い手がかり。
- 減少量からTシャツの増加量を引く。
- カ・キ・クの蒸発量を別々に出す。
解答への手順
- ポリエステルは図3でインクの付く部分が少なく、図4でおもりにより縮みやすい。平面・厚みの両方向に水の入るすき間が大きいと考える。
- カの蒸発量は37.3−12.4=24.9g。キは45.9−18.8=27.1g。クは外側Tシャツがないので23.1g。
- キは吸収量18.8gも蒸発量27.1gも最大。両者の和45.9gが箱+シャツの最大減少になる。
模範解答・答案例 (1)図3でインクの付いた部分が少なく、図4でおもりを載せると大きく縮むことから、平面にも厚み方向にも水が入れるすき間が多い。(2)蒸発量=箱+シャツの減少量−Tシャツの増加量。キは吸収量も蒸発量も最大なので、箱+シャツの減少量が最大になる。
確認 問題p.13–14の実測値から24.9g・27.1g・23.1gを再計算し、公式解答例の理由と照合。
よくあるミス 箱+シャツの減少量を全て蒸発と見なさない。外側Tシャツが吸った水も含む。
次も使う型 質量保存の問題は「初めの水=残った水+別の場所へ移った水+蒸発した水」と箱を分けて書く。
適性検査・適性検査Ⅲ
先に電車と徒歩の時間を除き、自転車に使える時間から最低速度を求める
解き方を開く|速さの逆算・先に電車と徒歩の時間を除き、自転車に使える時間から最低速度を求める
出典 公式問題PDF p.3、公式解答例PDF。問題を見る・解答例を見る
知識ポイント 速さの逆算 › 先に電車と徒歩の時間を除き、自転車に使える時間から最低速度を求める
初見の方針 全体50分から既知の時間を先に引く。午前9時・10時の会話は問題の50分制約とは分ける。
線を引く/データを見る場所 自宅→a駅1.8km、電車28分、b駅→会場870m、徒歩分速60m、全体50分以内を囲む。
段階ヒント(先に自分で考える)
- 歩く時間は870÷60=14.5分。
- 自転車に使えるのは50−28−14.5=7.5分。
- 1.8kmを7.5分で進む速さを時速に。
解答への手順
- 徒歩14.5分、電車28分なので、自転車に許される最大時間は7.5分。
- 7.5分=7.5÷60時間=0.125時間。
- 1.8÷0.125=14.4km/時。これ以上なら50分以内。
模範解答・答案例 時速14.4km以上。
確認 問題p.3の距離・時間を独立に換算し、公式解答例の14.4km/時以上と照合。
よくあるミス 1.8kmを分速60mで計算しない。それは徒歩区間の速さ。7.5分を7.5時間としない。
次も使う型 複数区間の速さは「全時間−既知区間の時間=未知区間に使える時間」から逆算する。