2023年度 共立女子中学校 2月1日 A 国語 完全解説
出題地図
| 大問 | 内容 | 知識ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 漢字 | 熟語・文脈 |
| 2・3 | 語句・文法 | 用法、意味、文脈照合 |
| 4 | 物語・集団と仲間 | 人物心理、卑屈さ、行動理由 |
| 5 | 説明文・酪農 | 制度変化、飼料、生産との因果 |
正答一覧
- 大問1:1快活 2核心 3誕生日 4自負 5休す 6すじがき 7わけ 8はっぷん
- 大問2:1オ 2ウ 3イ 4カ 5ア
- 大問3:1エ 2ア 3オ 4ウ 5イ
- 大問4:1「群れに入れない、入れる、それがこんなに絶望と希望を与えるものだ」 2ウ 3エ 4「仲間に入れてもらおうと卑屈になり、思ってもいないことを言ったり、やったりすること」 5オ 6イ 7ア・カ
- 大問5:1ウ 2エ 3イ 4ア 5エ 6A「生乳の農協への取引基準が変わり、それをクリアするために」/B「濃厚飼料を使う酪農家が増えた時期」
大問1 漢字
- 「快活」は明るく元気、「核心」は物事の中心、「自負」は自分の能力への自信。
- 「筋書き」は出来事の流れ、「訳」は理由・意味、「発憤」は奮い立つこと。
- 同じ読みでも意味が違う語は、一文を短く言い換えてから漢字を決める。
大問2・3 語句
選択肢を先に眺めて勘で選ばない。空欄へ一つずつ戻し、助詞、活用、意味の三条件がすべて合うかを確認する。語句問題も本文読解の一部である。
大問4 集団と仲間
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文章の中心
「群れに入ること」と「自分を失って迎合すること」は同じではない。仲間に入れてもらうために、思っていないことまで言ったり行ったりする卑屈さが問題になっている。
線の引き方
- 集団に入る前と後の人物の発言を別々に囲む。
- 本音と口に出したことが違う箇所を
本音⇔発言で結ぶ。 - 「でも」「ところが」「本当は」など、本音へ切り替わる語に丸。
問1 「べつのこと」
正答は「群れに入れない、入れる、それがこんなに絶望と希望を与えるものだ」。指示語の直前だけでなく、筆者が動物の群れから人間社会へ考えを移した段落まで戻る。「入れない=絶望」「入れる=希望」という対が中心である。
問4 記述
必要要素は三つ。
- 目的:仲間に入れてもらう。
- 心の状態:卑屈になる。
- 行動:思ってもいないことを言う・する。
目的のために + 心の状態 + 具体的行動 の順に書くと、類似の人物心理記述にも対応できる。
問7 複数選択
正答はア・カ。複数選択では、同じ内容の言い換えが二つあるとは限らない。人物理解と文章全体の主題という異なる観点から一つずつ正答になる場合がある。
大問5 酪農を扱う説明文
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因果の整理
農協への生乳の取引基準が変わる
↓ 基準を満たす必要
濃厚飼料を使う酪農家が増える
↓
生産の方法・牛乳の性質が変化する
線の引き方
- 年代・制度・基準に四角。
- 「ため」「ので」「その結果」に丸。
- 原因から結果へ矢印を引く。
- 著者の評価と事実説明を分ける。
問6 A・B記述
Aは変化の原因、Bはその変化が広がった時期・状態を答える。二欄問題は同じ内容を繰り返さず、片方を原因、片方を結果または時期として役割分担させる。
類題の型
産業・制度の説明文は、ルール変更 → 行動変化 → 生産物への影響で読む。固有名詞を暗記するだけではなく、矢印の向きを理解する。
この年度から覚える型
- 物語の人物心理は「目的・本音・行動」のずれを見る。
- 説明文の制度問題は「基準が変わると誰の行動が変わるか」を追う。
- 二欄記述は、各欄の役割を先に決める。
- 抜き出しは、公式解答の始点・終点と問題冊子本文を突き合わせる。
採点チェック
- 本音と発言を混同していないか。
- 原因と結果を逆にしていないか。
- AとBで同じことを書いていないか。
- 複数選択を全選択肢で検証したか。